深海絵画展

深海好きが集まって、恵比寿のギャラリーに深海の絵を飾るイベント「深海絵画展」。その展示作品を紹介していきます。

展示終了

先日4月30日、無事に展示終了しました。

たくさんの来場ありがとうございました!

 

最終日のクロージングパーティーでダイオウイカの缶詰の作品をオープンしました。

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中身は

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パイナップルでした!

 

これでこのブログも更新終了です。 

また二回目があれば更新するかもしれません。それでは。

深海生物が放つ様々な光を描いた抽象絵画

f:id:shinkaikaiga:20170430122246j:imageY.O.「光の視界」油彩

"光の届かない深海で見える世界は、人間たちにとっては暗い世界に見えるかもしれない。しかし、深海の世界には、豊かな個性があり、人間の目には見えない色彩がある。それぞれが生きる豊かな個性を色で視覚化した共生世界を描いたもの。(深海魚の共生発光なども参考にしています。)"

深海生物が見た光の世界を抽象絵画にしたすごいパワフルな作品です。

深海生物は人間には見えない色を放っているらしく、全く別の色彩世界で生きているそうです。

 

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ここの部分はチョウチンアンコウ。左上に疑似餌。青い部分が口、緑の部分は吸収されたオス!(アンコウには繁殖のためにオスがメスに吸収される種がいる!)

 

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オオグチボヤ

 

f:id:shinkaikaiga:20170430142312j:image ナマコ

 

改めて全体

ダイオウイカの缶詰をコンセプトにした作品

f:id:shinkaikaiga:20170430121752j:imageM.Y.「ダイオウイカの大和煮」、油彩

 

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もしもダイオウイカの大和煮が発売されたらというコンセプトで制作されたユニークな作品です。

油絵で描かれた図案をラベルにして缶詰に巻かれています。

レトロな雰囲気を狙っていたのでプルタブ式ではなく缶切りで開けるタイプにこだわったのだとか。

 

ラベル細部にも注意書きなどのこだわりがあります。

 

 

捕食者マッコウクジラと餌食のダイオウイカの瞳を描いた銅版画

f:id:shinkaikaiga:20170428160920j:imageC.Y.「捕らえる眼」銅版画

f:id:shinkaikaiga:20170428160958j:imageC.Y.「逃げる瞳」銅版画

深海で繰り広げられるマッコウクジラVSダイオウイカをテーマとした連作です。

マッコウクジラの眼の中には狙を定めたダイオウイカが!

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ダイオウイカの瞳には口を開けて襲ってくるマッコウクジラが!

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同じ版のインクを変えて縦に3種類並べる斬新な方法で展示されています。

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※本当は手ぬぐいの額縁なのだとか。

 

展覧会情報

この作品が展示される「深海絵画展」詳細は以下の通りです。ぜひご来場ください。
開催期間: 2017年4月25日(火)〜4月30日(日)
開場時間:11:00〜19:00(最終日17:00まで。15:00〜17:00はクロージングパーティー)
会場:弘重ギャラリー | 東京都恵比寿6分。天井高3mの本格的ギャラリー
住所:東京都渋谷区恵比寿2丁目10番3号 ART CUBE EBIS B1F

 

深海生物の亡骸を捧げられた謎の祭壇の銅版画

f:id:shinkaikaiga:20170425195008j:imageM.N.「L'autel」銅版画

"L'autelは祭壇という意味でモチーフはアンモナイトマッコウクジラの骨、ヒザラガイ、ヒトデです。銅版画のメゾチントという技法で制作しました。"

深海らしいカッコイイ作品。メゾチントで作られた闇が不思議な静けさを漂わせてます。

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